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事前準備
15分データ側を整えます。ここを飛ばすと月別グラフと期間スライサーが作れません。
2
メジャーを5本つくる
15分モデル ビューのリボン →[新しいメジャー]。数式バーに「名前 = 式」の形でまとめて入力します。
訪問件数リストの行数。活動の件数
訪問件数 = COUNTROWS('営業活動履歴')書式:整数・桁区切りあり
顧客数重複を除いた顧客の数
顧客数 = DISTINCTCOUNT('営業活動履歴'[顧客名])書式:整数
担当者数重複を除いた担当者の数
担当者数 = DISTINCTCOUNT('営業活動履歴'[担当者])書式:整数
クレーム件数目的がクレーム対応の件数
クレーム件数 = CALCULATE([訪問件数], '営業活動履歴'[目的] = "クレーム対応")
書式:整数
クレーム率全体に占めるクレームの割合
クレーム率 = DIVIDE([クレーム件数], [訪問件数])
書式:パーセンテージ・小数1桁
訪問件数を最初に作ってください。クレーム件数とクレーム率は訪問件数を参照しているため、順番が逆だとエラーになります。
区分名が変わったら、クレーム件数の式も直してください。「クレーム対応」の表記がずれてもエラーにならず0件になるだけなので、気づきにくい箇所です。クレームとして扱う区分が複数ある場合は
'営業活動履歴'[目的] IN {"クレーム対応","品質不具合"} の形にします。3
テーマとキャンバス
10分ビジュアルを置く前に必ず終わらせます。後からテーマを当てると、個別に整えた書式が消えます。
色の指定はほとんど要りません。デモの青
#118DFF は Power BI の既定色そのもので、クレームの赤 #D64550 も既定パレットの8番目です。選ばれていない部分が薄い青で残るのも既定の動作です。4
ビジュアルを置く
60分スライサー3本・カード1つ・グラフ4つ・表2つ。置くたびに次の章の数値を入れると確実です。
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位置とサイズ
15分書式ペイン →[全般]→[プロパティ]。[サイズ]は高さが先・幅が後の並びです。
キャンバス 1920 × 1400(縮尺どおり)横, 縦 · 幅 × 高さ
スライサー 担当者20, 20 · 260×300
スライサー 目的20, 340 · 260×440
スライサー 日付20, 800 · 260×220
カード(4つの数字で1つ)300, 20 · 1600×140
顧客別 訪問件数300, 180 · 960×340
目的別 件数1280, 180 · 620×340
月別 訪問件数の推移300, 540 · 960×300
担当者別 件数1280, 540 · 620×300
担当者 × 顧客 マトリックス300, 860 · 1600×260
活動明細300, 1140 · 1600×240
| 済 | ビジュアル | 位置 横 | 位置 縦 | サイズ 幅 | サイズ 高さ |
|---|---|---|---|---|---|
| 20 | 20 | 260 | 300 | ||
| 20 | 340 | 260 | 440 | ||
| 20 | 800 | 260 | 220 | ||
| 300 | 20 | 1600 | 140 | ||
| 300 | 180 | 960 | 340 | ||
| 1280 | 180 | 620 | 340 | ||
| 300 | 540 | 960 | 300 | ||
| 1280 | 540 | 620 | 300 | ||
| 300 | 860 | 1600 | 260 | ||
| 300 | 1140 | 1600 | 240 |
[縦横比をロックする]は必ずオフにしてください。既定でオンになっていることがあり、オンのままだと幅を変えた瞬間に高さも連動して変わります。
「◯◯以下の値を指定してください」と出たら。横に入れられる最大値は、キャンバス幅からビジュアル幅を引いた値です。幅1600なら 1920−1600=320 までしか入りません。
6
保存と動作確認
5分閲覧者と同じ画面で、連動と解除を確かめます。
付録
テーマJSON
3章でインポートするファイルです。手元に無い場合は、下をコピーしてメモ帳などに貼り付け、テーマ_営業活動ダッシュボード.json という名前で保存してください。文字コードは UTF-8 にします。
{
"name": "営業活動ダッシュボード",
"dataColors": [
"#118DFF", "#12239E", "#E66C37", "#6B007B", "#E044A7",
"#744EC2", "#D9B300", "#D64550", "#197278", "#1AAB40"
],
"good": "#1AAB40",
"neutral": "#D9B300",
"bad": "#D64550",
"maximum": "#118DFF",
"center": "#D9B300",
"minimum": "#DEEFFF",
"firstLevelElements": "#252423",
"secondLevelElements": "#605E5C",
"thirdLevelElements": "#F3F2F1",
"fourthLevelElements": "#B3B0AD",
"background": "#FFFFFF",
"secondaryBackground": "#C8C6C4",
"tableAccent": "#118DFF",
"textClasses": {
"callout": { "fontSize": 29, "fontFace": "Segoe UI Semibold", "color": "#252423" },
"title": { "fontSize": 12, "fontFace": "Segoe UI Semibold", "color": "#252423" },
"header": { "fontSize": 12, "fontFace": "Segoe UI Semibold", "color": "#252423" },
"label": { "fontSize": 10, "fontFace": "Segoe UI", "color": "#252423" }
}
}入れてあるのは、公式ドキュメントに記載のあるキーだけです。ビジュアルの背景・境界線とページ背景はJSONに含めず、3章の手順でテーマ ペインから設定します。Power BI は読み込み時にJSONを検査し、解釈できないキーがあるとエラーにするためです。
付録
つまずき集
実際の構築で起きたことと、その直し方です。
| 起きたこと | 直し方 |
|---|---|
| グラフが描かれない・棒が出ない | 値が集計になっていません。フィールドの「∨」→[カウント]に変えるか、メジャーを使ってください |
| 直前のビジュアルが別の種類に変わった | 選択したまま種類を押すと「変換」になります。先にキャンバスの空白をクリックしてください |
| チェックを入れたら勝手に棒グラフができた | 何も選択していない状態でチェックを入れると、種類を推測して新規作成されます。不要なら Delete で削除します |
| 凡例に入ってしまい件数に変えられない | 凡例は集計しません。「∨」→[移動先]→[X軸]または[Y軸]で移してください |
| 月でまとめられない | 日付がテキスト型です。SharePointの列の種類を[日付と時刻]に変え、Power BI で更新してください |
| モデルを編集しても保存されない | 表示モードです。右上の緑の[表示中]→[編集]で切り替えます |
| カードの4つのうち1つだけ書式が違う | [設定の適用先]が個別のカードになっています。全体に効かせるものは「すべて」で設定してください |
| [レイアウト]がグレーで触れない | 同じ原因です。[設定の適用先]を「すべて」に戻してください |
| 位置に入れると「◯◯以下の値を指定してください」と出る | キャンバス幅からビジュアル幅を引いた値が上限です。幅1600なら横は 1920−1600=320 までです |
| 幅を変えたら高さまで変わった | [縦横比をロックする]がオンです。オフにしてから入れ直してください |
| マトリックスの文字が重なる | 高さが足りません。キャンバスを1400にして、マトリックスに260を確保してください |
| クレーム件数が 0 や -- になる | 目的の値に「クレーム対応」が無いためです。データどおりの表示で、不具合ではありません |
| カードの数字が急に小さくなった | グラフやスライサーで絞り込みが効いています。選択中の棒をもう一度クリックすると戻ります |
| フィールド名が field_1 と出る | モデルが古い状態です。セマンティック モデルで[今すぐ更新]してください |
| 他の人に共有できない | 無償ライセンスの制約です。配布には閲覧者を含めて Power BI Pro が必要です |
付録
残作業
この手順の範囲外、または情報が揃ってから着手するものです。
| 項目 | 内容 | 着手できる時期 |
|---|---|---|
| 月別グラフの粒度 | 年と月だけにする | すぐ |
| テストデータの削除 | 動作確認用に作った予定をリストから削除する | すぐ |
| 過去データの取り込み | フローの取得期間を過去6か月に広げて1回実行する。画面が一番充実します | すぐ |
| 目的別グラフの色 | クレーム区分の棒を赤にする | 区分の最終版が決まってから |
| クレーム件数の式 | 式中の "クレーム対応" を確定した区分名と一字一句合わせる | 区分の最終版が決まってから |
| 顧客別の集計 | 顧客マスタとの突合(名寄せ) | 顧客マスタが揃ってから |
| クレームの即時通知 | フローに条件分岐を足してTeamsへ投稿する | 通知対象の区分が決まってから |
| 共有ワークスペースへの移動 | レポートの作り直しは不要です | Pro のライセンス確定後 |
画面を充実させる一番の近道は、過去の予定を取り込むことです。動作確認の段階では件数も担当者も少なく、グラフが寂しく見えます。フローの取得期間を過去6か月に広げて1回だけ実行すると、月別と担当者別のグラフが形になります。